2014年02月04日

そんな男はやめておけ。[テッド]

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『テッド』
製作:2012年・アメリカ
監督:セス・マクファーレン (『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』)
脚本:セス・マクファーレン 、アレック・サルキン 、ウェルズリー・ワイルド
出演: マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、セス・マクファーレン
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友人(女子)は、ちょっと下ネタの入ったラブコメを好みます。
「テッド」は映画館で2回は観たと言っていて、
更にお買い上げしたDVDを、お家に遊びに行ったときに見せてもらいました。

別の友人(女子)は、内容を知らずにお母様と2人で観に行き、
どんな顔していいか分からなかったとのこと。そりゃそうだ。

どっちの友人もファンキーだぜ。

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いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、
クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。
彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、
ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。
それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士である
ジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッド。
一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、
映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。
ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。
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コメディとしては、王道展開も王道展開です。
さえない主人公達が、一念発起して成長する物語。
大人になれない大人の成長、という意味では、
「ショーン・オブ・ザ・デッド」に通じるな、というのが第一印象でした。

でも、「テッド」の方が、より下ネタが強烈な分、少し引きます(笑)。
「ショーン〜」は"下"じゃなかったからね、どちらかと言うと。
とは言え、オールジャンルいける私には、然程。もっとエグイのはいくらでもある。
コメディとして出来る範囲で明るく楽しく、笑いに昇華させてる感じはしました。

下ネタの許容度で、評価が分かれる映画だとは思います。
でもまあ、やっぱりキホンはハートフルにも展開するコメディだし、
私は、途中で若干飽きたけど、総合的に観ればキライじゃないです。


ちなみに。

私が飽きたのは、先の展開が読めたからではなく、
途中で繰り返される、不毛な言い争いに辟易したからです。
ものすごく野暮なこと言いますよ、私。
とりあえず、お前、自分が悪いこと認めろや!!!と思ったんですねー。誰とは言いませんがね、マーク。
これがあっての、和解、からのハッピーエンド、というのは分かってるんですが、
どうにもこうにも、人間的魅力が薄いオトコがキライなようです、私。
(逆に言えば、極端でも筋を通していれば悪役でも好きですよ。)

テッドがどうというよりも、
主役に魅力がない、というのはちょっと痛かったなー。
あ、主役はテッドか。じゃあいいのかね。

それと、ヒロインが超絶美人です。ぐうの音も出ない。
ミラ・クニス。名前覚えたよ。
これは相当なオススメポイントです。本当に美しい。
故に、何であの男とつきあってるのか、深まる謎。




本作公開時、TVで予告編をバンバン流してましたが、
笑いどころは、それ以外にも結構あると思います。
話の展開が浅い分、そこはなるべく多くしたのかな。

本作を紹介してくれた友人は帰国子女なのだけれど、
「日本語字幕と若干意味が違っている」ギャグ要素も多々あるとのことで、
そういう楽しみ方もあるんだなあ、と。
多分、原語の方が真の意味で楽しめるはずなので、
学校英語の使えなさが嘆かわしくなりますね、こういうとき。


ラストは、これ以上もこれ以下もない、100点のハッピーエンドなので、
映画としての出来は良い方だと思います。

ただ、最近観てきた映画と比較すると、
予想外のことが起こらないことと、えげつないジャンルの下ネタの応酬を踏まえ、
私の好みとは少し違うかなとは思いました。


とは言え。
TSUTAYAのレンタルランキング、すげー高いんですよ。2013年第1位だって。
みんな、映画館には行かないけど、レンタルでは観たいんですねわかります。

大人数でワイワイ、お菓子つまみながらの鑑賞には最適な映画だと思いますので、
そういう場では、是非「テッド」を観ながら、
主役へのダメ出しを楽しんで下さい★
posted by tanako at 21:15| Comment(0) | B級洋画バンザイ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月03日

生態系が心配。[シャークネード]

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『シャークネード』
製作:2013年・アメリカ
監督:アンソニー・C・フェランテ(TV映画監督)
出演: アイアン・ジーリング、タラ・リード
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バカ映画の骨頂。アホかーーーーーwwwwと思いながら観ました。

「ニッポン・ダンディ」で敬愛する高橋ヨシキ氏が紹介していて、
相方と2人、これは観なくちゃ!!!といきまいて、
レンタル開始日をチェック、新作で借りてくれるという。

こういう遊び心が、我々が三十路になって得た、最たるものかもしれないです。

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突如カリフォルニア・ビーチにサメの大群が現れ、人々を襲い始める。
さらに強大なハリケーンが発生し、
サメを巻き込んだ状態でロスの都市部へ上陸。
街中を絶望の渦に飲み込んでいく。
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CGとか、脚本とか、ストーリー展開とか、
粗が目立つ、というよりは、粗しかない感じです。さすがTV映画。
しかしながら、もう、とにかく笑えます。
あ、コメディじゃないですよ。
大真面目にやってくれればくれるほど、観客の笑いを誘うタイプの映画です。

これだからB級映画は止められない。


本作では、突如アメリカ海岸を襲うハリケーンとともに、
サメがどんどん沿岸に向かって押し寄せてくる、という設定です。

最初は沿岸部に来た一部のサメだけだったけど、
そのうち、竜巻に乗った大量のサメが地上に降ってきます。

『サメが降って来るんだよ!!!』と危機的状況を訴える主人公達の話に、
『はあ?何言ってんの??』みたいな顔する町の人の描写が何ともおかしい。
そりゃそうだよ、私だってそうなるわー。
でも、その直後、本当に降ってくるんですねー、サメ。

最初は、"ハリケーン→増水→サメ漂流"、という流れだったはずなのに、
途中からそんなの無視、"竜巻→巻上げられたサメが降る"となり、何ともシュールな絵(笑)。
低予算さながらでしょうが、前のシーンとの繋がりとかも、一切無視で、
いきなり乾いた(笑)道路を走る車の屋根に、サメドーーーーーン!!!とか、
もう、わけが分からない有様w

ちなみに、
ハリケーンの中に大量のサメ!!!という絵も相当面白いですが、
あっちこっちから飛んでくる(何故か人に向かってw)サメを
銃で撃ち落す、という絵も、相当面白かったです。
あと、竜巻ごと爆弾で吹っ飛ばす、という力技もいいですね。



主人公はわりとオジサンなのですが、
所謂、正義漢であり、困っている人をほうっておけないタイプです。
・・・と言えば聞こえはいいですが、
私のようなひねくれ観客は、見ててそこそこイライラするのです。

あー、この人面倒だなー、ヒロインどうしてこの人が良いんだろう・・・と思ってたら、
最後、ヒロインは別の場面で共に生死を賭けた別の男子(主人公の息子)にあっさり乗り換え、
さっきまで険悪で、新しい彼氏も居たはずの元嫁と主人公が復縁。
その辺の人間関係の描写は、テキトーでよいのですね。そうですね。

見終わった後に何も残りませんが、
B級パニックムービーとしては、100点の出来だと思います。

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ちょっと前に、「マツコ有吉の怒り心党」でサメ映画の特集をしたことがありました。
あの時の映画は、以下3本。

・ダブルヘッド・シャーク(頭が2つのサメ。)
・サンドシャーク(砂の中も泳ぐサメ。)
・シャークトパス(タコと合体した新種サメ。)

上記3本、短い映像だけでも結構衝撃的でしたが、
これを上回る発想力の作品を90分。
いやー、もうね、ホント、時間の浪費のみ(笑)。
でも、絶対にTVとかで放送しないから、見れたこと自体は良かったし満足です。

B級、とりわけDVDを見始めたら、
止まらないのは承知ですが、
こういう乾いた笑いも、生活の中には必要だよなあ、と思うので、
それでもちょくちょく見ていきたいと思います。

こういう映画にも全力で取り組むエンターテイナーな国・アメリカ。
とても好きです。本当に。
posted by tanako at 20:47| Comment(0) | B級洋画バンザイ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月23日

世紀末、恐るべし。[デスレース2000年]

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『デスレース2000年』
製作:1977年・アメリカ
監督:ポール・バーテル
脚本:ロバート・ソム、チャールズ・B・グリフィス、タク・フジモト
出演:デヴィット・キャラダイン、シモーネ・グリフィス、シルヴェスター・スタローン
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愛すべきバカ映画を観ました。
キッカケは高橋ヨシキ著『悪魔を憐れむ歌』を読んだ相方が
俄然興味を持ってレンタルしてくれたのですが、
こういう作品はイイですね。ストレスが溜まらない。
おかげで相方は最近、TSUTAYAでバカそうな映画ばかり探してます。

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西暦2000年、全米は恒例の大陸横断レースに湧いていたが、
それは走行中に人間を殺していく事でポイントを稼ぐ死のレースだった。
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バイオレンス、アクション、エロス、シリアスを盛り合わせた、
B級映画の最高峰ではないかと思います、個人的に。

あらすじはこのまま。本当にこのままです。
人を轢き殺してポイントが加算されるというルールの下で行われる全米大陸横断カーレースの話です。

レースは3日間通して行われ、助手席には異性のナビゲーターが同乗します。
あらすじを知らないで見てたら、途中から明かされるルールに驚く、という楽しみ方も出来るつくりになっています。
助手席の異性から、全編通して惜しみないエロスも想像できますし、
楽しみ方は、人それぞれなB級映画です。

カーレース、というスピード面での戦いがメインなので、
最初から最後まで、テンションは非常に高いです。
しかしながら設定が突飛なだけに、ハラハラドキドキ、という感じではなく、
終始、バカだな〜という感じ。あ、良い意味でね。
しかしながら、不謹慎の極みみたいな映画なので、受け付けない人もいるとは思いますが。

それに、レース展開の中での潰し合いとか、
反政府組織のレース妨害活動とか、
レーサー達それぞれ(主に主役)の苦悩とか、
色々と詰め込まれており、テンポも良いので飽きることがありません。
まあ、上映時間も80分と短いですしね。映画は長ければいいというモノではないよね。

ちなみに設定に関して言うと、
轢き殺す対象の年齢や性別によってポイントが変わるとか、
"病院の安楽死デー"とか、
死亡者の家族補償とか、
もう、飲み会とかで、"こういうの面白くない??"とか、ネタとして考えてる感じ。
この映画の企画会議はさぞかし楽しかったろうなあ、と思います。

あと名前ね。
主役がフランケンシュタインですから。
これも企画会議でちょっと出たのをそのまま採用した感じ。
「全身傷だらけのツギハギならフランケンっしょ。」「それ採用!」みたいなね。
完全に勝手な想像ですけどね(笑)。

ラストはハッピーエンド(といえるのか?)ですが、
最後、リポーターが「犯罪・虐殺の国アメリカにおいてこのレースは必要だ!!」みたいな主張をするのですが、
そこで爆笑しました。自分(自国)でそれ言っちゃうのかよー。
そしてそのリポーターが…という最後のシーンも爽快です。アメリカは潔くていいね。
大統領とか結婚とか、その辺もまあ、無理矢理だけど、本作においてはアリでしょう。
いいんだよ、風呂敷なんて、どんな形でも畳めればね。



本作のプロデューサーであるロジャー・コーマンは、
「低予算映画の王者」とか「大衆映画の法王」などと呼ばれている人だそうです。
監督作品50作以上、製作・製作総指揮作品は400作以上、とのこと。
現在活躍中の映画監督や俳優で、彼の元でキャリアをスタートした人も多いそうです。
本作にも『ロッキー』で注目される直前のスタローンが出演しています。

『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか』
という著書が出ているそうで、むしろこっちに興味が沸いている私。
狙って作りちゃんと利益と評価を得る?というのは、素晴らしいことですね。


シャレ的なものが通じる人には、手放しにオススメ出来る作品です。
2008年にはジェイソン・ステイサム主演でリメイクされているのだけど、
あらすじをちらっと読んだ限りでは、
バカ要素排除しているようなので、まあ、見なくてもいいかなあ。

ある意味、名作ですので、ご興味ある方は、是非。
posted by tanako at 23:34| Comment(0) | B級洋画バンザイ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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