2014年02月17日

言っちゃなんだけど、空っぽ。[プレミアムラッシュ]

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『プレミアム・ラッシュ』
製作:2012年・アメリカ
監督:デヴィット・コープ(『シークレット ウィンドウ』)
脚本:デヴィット・コープ(『ジュラシック・パーク』『スパイダーマン』『スネーク・アイズ』)、
   ジョン・カンプス(『ザスーラ』)
出演: ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マイケル・シャノン、ダニア・ラミレス
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劇場未公開映画ながらにして、署名活動まで起こった、という逸話をもつ本作。
どんだけ面白いのよ、そういうの公開しないなんて、
日本の映画界はダメだなあ、と思いながら
(ジョセフ君への贔屓目上等!!)
DVDで満を持して鑑賞しました。

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マンハッタンでバイク・メッセンジャーとして活躍するワイリーは、
一通の封筒の配達を依頼されたことから、悪の組織や悪徳刑事、
そして自転車に乗った警官たちに追われる羽目に。
人や自動車がひしめくマンハッタンの渋滞を駆け抜け、
ワイリーは無事に荷物を運ぶことができるのか!?
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余談から入りますね。(え?)

監督のデヴィット・コープ氏は、脚本家としては著名で、
とても華々しいキャリアをお持ちです、一見ね。

(一部抜粋)
天使と悪魔 (2009):脚本
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 (2008):脚本
ザスーラ (2005):脚本
宇宙戦争 (2005):脚本
シークレット ウインドウ (2004):脚本/監督
パニック・ルーム (2002):脚本/製作
スパイダーマン (2002):脚本
スネーク・アイズ (1998):脚本/原案
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク (1997):脚本
ミッション:インポッシブル (1996):脚本
ジュラシック・パーク (1993):脚本
永遠(とわ)に美しく… (1992):脚本

※下世話な話ですが、wiki情報では、『パニック・ルーム』は結構高値がついたようです。

こんな情報だけで数行稼ぎたくなるくらい、
ムムム・・・・むむむm・・・無無無・・・、という出来でした。



・・・そんなに面白い??
・・・署名活動しちゃうくらい???・・・本当に?????


冒頭、ジョセフ君が宙を舞うシーンから始まるんですが、
時間の巻き戻り演出とか、
カーナビ的なルート表示からの空撮とか、
自転車と車のチェイス、とか
映像的なセンスはあるのではないかとはい思います。
ただ、これを1本の映画とすると・・・ちょっと薄いし、
明らかに物足りないというのが正直な感想でした。


ジョセフ君演じるワイリーが運ぶ"モノ"が何なのか、というのは
ある意味、謎のままでも良いのでしょうが、
途中で明かされる真実についても、ふーん・・・という程度。
これは私の個人的な感想ですが、
メッセンジャーが運ぶ"モノ"の存在、そしてそれを追いかける人達の目的が、
どいつもこいつも浅いし、設定がふわっとしているというのが、一要因でしょうか。

ここからネタバレ上等で書きますね。

愛する息子のため、まあそれはいいでしょう。
が、結局運ばされている"モノ"が違法なことには変わりないよね。
というところで、観客自身の正義感にケチがついて、減点。

その"モノ"を奪おうとするクズ刑事がいますが、
コイツが本当にバカで、本当に色々穴だらけで、
なのに、それがまかり通ってしまう、物語展開上の薄っぺらさが気になります。。
中国マフィア的な存在を、何だか、上辺の設定だけ掬って使っているようにしか見えなかったので、
全然恐怖が感じられない、ということで、減点。

そりゃあね、クズ刑事に奪われるよりは、息子のために使われる方が100倍マシですが、
そこの比較に圧倒的大差がない限り、あんまり心は揺さぶられないんだな。
更に、これは・・・本当に、私が人でなし故の感想ですが、
息子があんまり可愛くなくて、そこにも情が沸かないのは、非常に残念。

まだまだ続けます。
正直、これについては好みの問題もあると思いますが、
主人公含め、メッセンジャーの個性が、余りにも軽薄過ぎ。
1人くらい堅物が居てもいいんじゃない??
良く言えば柔軟、悪く言えばチャラい。
もはや悪口ですが、映画全体を通して、頭が悪く見えます。
良い俳優さん使ってるのに、勿体ない。

そして最後、一番私が解せなかった決着シーン。
街中のメッセンジャーを集合させる、という王道展開は良かったのだけど、
集めてやったのが・・・・・コレ???
こんなことのために仕事でもないのに集められたら、私ならキレて帰ります。
そのくらい、この作品中、最も無意味なシーン。
このシーンで、私の中での本作の評価が一気に下がりました。
(興味ある人のために、ネタバレは避けますが、無意味過ぎて本当にビックリするから。)

最後のシーンに関連して言うなれば、悪に対する制裁もイマイチ弱いです。
本作では沢山の悪人が存在していますが、
絶対的悪事に対して、1つくらいしっかり制裁してくれないと、
観客のカタルシスも、かなり肩透かしに終わります。
それによって、鑑賞後の爽快感も、全く得られなくなってしまう。
総じて、残念であります。


褒めるとすれば、車と自転車のチェイスシーンかな。
迫力はある方だと思うので、大画面で見たら楽しいかもしれませんが、
きっと、車のドライバーにとっては、迷惑極まりない行為かと。


個人的には、メッセンジャーという職業自体には魅力を感じます。
カッコイイし、自分の足を使って稼ぐ、という姿勢が良い。
なのに、ここまで否定的なので、正直それほど映画の出来が良いとは思えないのですが、
面白い!DVDスルーなんて勿体ない!という評価を見かけるので、
面白く思う人もいるんだなーとは、思います。

ジョセフ君がカッコイイのは間違いないので、ファンの方は是非。
ただし、映画の内容には期待せずにどうぞ。
posted by tanako at 19:32| Comment(0) | それでも洋画には勝てない。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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